2015年1月18日(日)仙台TRPG十年会コンベンション ゲーム紹介(TORG)
※GMのりょう。さんから頂いた文章をそのまま掲載しています。
・GMの名前:りょう。
・GMの自己紹介:TRPG自体は25年くらいでしょうか。
主にD&DやPathfinder、クトゥルフ神話TRPG、TORGなどを遊んでおります。
FEARさんのゲームもたまに遊んだりします。
・システム名:TORG
・システムの紹介:
TORGはD&Dやクトゥルフ神話TRPGと同じように、当初は海外で発売されたTRPGのシステムで、1993年に日本語版が発売されたシステムです。
残念ながら大分前に日本語版は絶版になっておりまして、ルールブックの入手は正直困難なのですが、昨年再翻訳の話が出まして上手くすれば今年日本語版が再発売されるかもしれません。
システムは20面ダイスを使用して、10や20が出ると振り足せるという、上方無限ロール判定になります。
その出目をキャラクターシートの表を照らし合わせて、技能値と足して最終達成値を出すという、ちょっと特殊な判定を行います。
そしてPCたちはポシビリティという所謂ヒーローポイントを駆使して、ダメージを減らしたり、ダイスの振り足しをすることができます。
さらにドラマデッキという、シーンを表したり、PCを助けるためのカードも使用します。
ですので、PCたちはかなりヒロイックな立ち回りが出来ると思います。
世界設定としましては、我々が住む地球に他の次元や異世界から一斉に侵略者が来て、地球のエネルギーを奪おうとしているので、それに対して地球人や正義の異世界人、もしくは異世界に染まってしまった元地球人として立ち向かうというものです。
イメージとしては、アメリカン・コミックの「アヴェンジャーズ」などでしょうか。
もう絶版になって久しいシステムですが、未だにオンリーコンベンションが毎年開かれるくらい人気があるシステムです。
現行のカオスフレア等の世界観に影響を与えた良システムだと思いますので、興味がありましたら一緒に楽しみましょう!
システムや世界観に関しては、こちらのサイトを確認してください。
無理に見る必要はありませんが、興味がある方はチェックして頂ければ幸いです。
・シナリオ名:『夜明け前』
・シナリオの出典:基本ルールブックに付属しているシナリオです。
・TRPG初心者対応:可
・使用ルールブック:TORGの基本ルールブックと各レルム(異世界)のソースブック。
これはこちらで全て用意致します。
・キャラ作成:当日に作成して頂く予定です。
侵略されている地球を含む、色んな世界のキャラクターのアーキタイプを選んでから書き写して作成しますので、初心者の方も難しくないと思います。
参加希望の方は、筆記用具と各種ダイス(20面体は必須です)を持ってきていただければ大丈夫です。
・シナリオのあらすじ、注意事項など:
最近は世界中が狂っている。アメリカはトカゲ男に占領されそうだし、イギリスじゃあ騎士や魔法使いがうろついている。フランスは中世暗黒時代に逆戻りしちまったし、エジプトはファラオが復活したって話だ。全てはここ3ヶ月の出来事なのが信じられない。
そして今や、地球が自転を止めてしまった。太陽は、もう20数時間も頭上に輝いてる。気温は昨日より4℃も上がってる。北半球は冬だからマシだ。だが、南アメリカはどうなっていることだろう。そして、それは1週間もしないうちに、ここ北アメリカでも起こるだろう。
しかし、地球を再び動かすなど不可能だ。君たちにできるのは、リビングランド(恐竜が闊歩するジャングルになってしまった、北アメリカ地域)に残った人たちに、少しでも補給物資を運ぶことだけだ。恐竜に襲われようとも、住み慣れた家を捨てるのを拒否した人たちのために。彼らを愚かというのは容易いが、だからと言って見捨てるわけにはいかない。
そういうわけで、あなたたちはコアアース(現在の地球)からリビングランドへ補給物資を運ぶ役目を引き受けているのだ。そして、できるなら脱出するように説得する役目も。
何度か危ない目にもあったが、コツをつかんだので大丈夫だ。君たちのトラックは、オハイオの人たちに物資を渡した帰りで、ケンタッキーを目指していた。ところが、そこに不運なアクシデントがあり…